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評価:
荒川 清秀
同学社
¥ 1,575
(2009-12)
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こんにちは、阿香です。
GW2日目、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私は荒川清秀先生の「体験的中国語の学び方」を読んでみました。
内容紹介
中国語の習得と教育にたゆまざる情熱を注いできた著者が、自らの勉学体験をもとに中国語学習のノウハウをやさしく語りかける。これから中国語を学び始める方にも、さらに上を目指す方にも中国語以外の外国語を習得する方々にも、ひろく言葉を愛するみなさんに贈る、有益なヒント満載の異色エッセイ集です
荒川先生といえば、NHKラジオ「まいにち中国語」の講師をされていた方ですよね。(といっても私は、その頃普通話の勉強をしていなかったので、聞いたことがありませんが・・・

でもiPhoneアプリ「
まいにち中国語」は持っています)
さて、荒川先生は中国語の専門家ですが、ドイツ語、フランス語、韓国語学習者でもあります。そんな先生はどのように外国語を学ばれたのでしょうか?その学習方法を見ていきましょう。
教材の選び方
テキストはどれか1冊なじんだものを持ちたい。(中略)時間がたって復習する時に繰り返し見ることの出来るテキストである。わたしのドイツ語学習でいえばラジオ講座のテキストである。ラジオテキストは入門編でも6ヶ月6冊あるからかさばって持ち運びに不便だ。そこでわたしはテキストの入門編の部分だけを破りとり、6冊あわせて製本した。これをふだん持ち歩くのである。
語学をモノにしたした方は一様にNHKの語学講座をすすめるんですよね。たしかにテキストは一流の先生方が執筆しているにもかかわらず400円弱、費用対効果でいったらたぶん日本一の教材でしょう。もちろん、それはわかっているんですけどね、私は続いたことがないんですよ

。5月ぐらいでもう聞かなくなっちゃう。だいたい朝の8時15分なんて通勤時間帯ですし、満員電車内でテキスト開いて音読なんてできないでしょ(と、言い訳してみる)。もちろん日曜日に再放送もあるし、とりあえずテキストを購入しておいて、音声は「
NHKラジオ語学番組キャプチャツール」を使用してダウンロードしておき、時間がある時に学習するっていう手もあるんですが、結局テキストは積んどくだけ、音声は(聞かないうちにどんどんたまって)HDDを圧迫するだけ(完全にダメ人間)。←こうなることはもうわかっているので、私はNHKはやりません!(キリッ←いや、ここは「キリッ」とするな・・・。)
もちろんNHKじゃなくても、バランスの良い会話文が掲載されていて、且つ豊富なパターンプラクティス(←要音声)がある教材であればなんでもいいんだと思います。私は個人的には「
中国語会話301」が気に入っています。(この教材の難点をしいて挙げるとすれば、内容がそれほどおもしろくない、それからテキストが大きすぎて持ち運びには適さない)その点、内容は面白いし、iPhoneさえ持っていれば聴くことができる「
ChinesePod」は本当に良いです。ただ「ChinesePod」の発音は、なんというか「ライト感覚(?)←適当な言葉が思いつかなくてすみません」なので、これに聞きなれると、HSKの「聴力の問題」を聞いた時、最初はちょっと違和感を感じるかもしれません(そんなの私だけかな?)
まあ、とにかく「自分の一冊」を決めたら次はどうやって勉強したら良いのでしょう?
書くこと、ドリルとノートづくり
わたしは勉強の方法として、先に書いたように、核となるテキストをつくり、それをくりかえし声に出して読むということをした。(中略)テキストを声に出して読み、全文を暗唱するとともに、これを書いてみることも必要だ。(中略)中国語だと簡体字はもちろん、ピンインを書く練習をするといい。後でも述べるが、ピンインは=発音記号そのものではないが、ピンインがきちんと書けない人は発音も概して悪い。不正確になる。外国語学習に必要なものとしては、あとドリルがある。テキストにもたいていいくらかのドリル、練習問題がついている。ただラジオテキストではこの量が多くない。テキストの本文を覚えるのは基本であるし、出発点でもあるが、これを実際に応用するには、置き換え練習を含むドリルをしなければならない。・・
やっぱり音読ですね。そして書くことですか・・・。私は書くことってほとんどやらないんですよね。理由は、第一に漢字に頼ると聞き取りの力が伸びないから、二番目に学習時間の大半が、通勤時の電車内と会社のお昼休みだから、あとは単純に「無精者」だから(←大部分の理由は実はコレで、あとは言い訳

)。
でも、どの語学の達人も「カード」や「ノート」を作っているのをみるとやはり書くことは「有効」なんだなぁ・・・。
そして、更に先生は「検定試験の受験」についても言及されています。
検定試験の効用
ともかく、こうしたドリルの頂点にあるのが各種検定試験だと思えばいい。検定試験対策問題集というのは、もちろん試験によく出る問題に焦点をあてているから、それができることがイコールその外国語の力と言い切ることもできない。しかし、対策問題集をやるとその言語のポイントがはっきり見えてくる。(中略)対策問題集をやれば、外国語学習でどこにエネルギーを注げばいいかがある程度見えてくる。
今までもさんざん書いてきたように今年はHSK5級取得が目標なんですが、私がHSK受験を思い立った理由は「試験がないと、ダラダラ勉強を続けて、実力がついたんだかつかないんだかさっぱりわからない」更に「自分の興味のある分野が"歴史"や"映画"などに片寄っているので、本来知っているべき基本単語を案外知らない」「いつも"ムードでなんとなく中文を読んでいる"ので、正確な文法知識が欠けている」という『弱点』を自覚していたからです(「HSK」を受験して少しでも『その穴を埋めたい』いう気持ちがあった)。ただそう言いながらも頭の片隅で「留学するわけでもないのに何故HSK受けるの?」「っていうか、HSK5級取得したからってイコール中国語の運用能力があることにはならないでしょーが」「試験のために、語学を勉強するってなんか本末転倒じゃない?」とも思っていたんですよね。
でも今回、この荒先生の本を読んで『エネルギーを注ぐ箇所をつかむ』という新たな視点を与えていただいたので「検定試験も無駄じゃないな」と思えるようになりました。たしかに試験というのは「とても重要なポイントなんだけど、受験者がよく間違える箇所を出題してくる」ので、その「ポイントを押さえる」というのは、基礎をかためるうえで、非常に重要なことですよね。荒川先生、ありがとう!
【まとめ】
1.テキストはどれか1冊なじんだものをもつ
2.1のテキストを声に出して読み、全文を暗唱し、書いてみる
3.応用力をつけるため、置き換え問題を含むドリルをやる
4.検定問題集を解いて、その言語のポイント(エネルギーを注ぐ箇所)をつかむ
こうやってみてみると、ものすごくオーソドックスな勉強方法ですね。
「やるべきことやれば、必ず結果は出る」っていうのは、とても勇気付けられるのですが、
その反面「やるべきだ、知っているけど、出来ないの。ああ、そこが凡人の悲しさ・・・By阿香

」
ここで、またイチローの言葉を思い出して奮起したいと思います。
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』
『今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの大きな目標は近づいてこない』
『少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事』
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